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自宅に送られてきた分厚い冊子をめくり、同封されていたハガキで会社資料を取り寄せ、
電話で説明会の予約をする。
週末は新聞の求人広告欄を見ては、気になる求人を切り抜くような就職活動だったのは
四半世紀前でした。
そんな時代に“人と組織”を繋ぐ仕事と、わたしは出会いました。

会社で1日中、新規顧客獲得のための電話をかけてもお客さんと話が弾まないのは、
拙いわたしの営業トークのせいなのか、転職自体のイメージが悪いおかげなのかと
悩みながら始まった社会人生活も、まもなく20年が過ぎようとしています。

この20年の間に“人と組織”を繋ぐ場面もIT化が進み、
採用を考える企業も人も格段に効率的な採用、就職・転職活動ができる
便利な世の中になったのだと思います。
きっとこれからもどんどん便利さは増していくのでしょう。
しかし、便利になっていく中にあっても組織が人を、人が組織を選択していく
決断の難しさは今も昔も変わらず安易ではなく、
もしかしたら膨大な情報が溢れる今だからこその難しさもあると思っています。

社名の“seven pockets” には誰かのpocketsになれたらいいな、
という想いを込めました。
ドラえもんの四次元ポケットにはなり得ませんが、
“人と組織”の最適解よりも納得解に近づくように、判断基準がないのに選択するような
難しく、大切な決断の時に、「ひみつ道具」がたくさん入ったpocketsのような存在になれるといいな、
そんな思いで、“人と組織”の縁結びの一役を担いたいと考えています。

“人と組織”の縁結びの積み重ねがより良い社会を作り出せるよう、
これまでの経験・知見を活かし、誰もが輝き活力あふれる社会の実現への
貢献をしたいと思っております。

2018 年3月
合同会社 seven pockets 霧生 奈々